【RiJS24】★全速前進★な解説をしました【ゆめにっき】

ゆめにっき20周年おめでとうございます

やあ。お元気?(ぉ

猫押です。

RTA in Japan Summer 2024で『ゆめにっき - Any%』の解説をしました。
ゆったり振り返ろうと思います。

私は解説をしましたが、アーカイブ試聴時はぜひ走者であるざざぼーんさんの操作精度についても注目して見て頂ければと思います。
乱数要素が完璧だったら遅く見積もっても11:0xが出る走りでした。

  • Twitch ※チャットリプレイが60秒ほどズレていたので注意
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この記事はアーカイブ視聴後に読むことをオススメします。

以下「続きを読む」です。

解説が決まるまで

①:RiJ当落が出る
②:私「何かあれば連絡ください」と全方位にTweet/Post(日程は確保するので)
③:ざざぼーんさんから解説依頼の連絡が来る
④:承諾!

当日まで

合わせたリハーサルを何度か重ねました。
解説する内容はこちらで組ませてもらい、リハーサルを通して変更すべき所があれば対応する、の流れを取りました。結構こちら側で自由に原稿作ってました。

ニコニコが落ちてたので、当時の実況動画を眺めて参考にするのが困難でした。諦めました。

解説の内容

ゆめにっきはホラーゲームじゃないです

公式にホラーゲームである言及はないのですが、グロ系や精神的恐怖に当たる表現があるよなあと思い、一応注意を入れました。夢なんて所詮そんなものです。

時間が昼間というのもありました。ホラーゲームは夜にスケジュールされる事が多い印象があります。

このゲームは何か
  • とても暗い雰囲気の、夢の中(という設定)の世界を歩き回るゲームです。
  • 特にストーリーや目的はありません。歩き回るだけのゲームです。

(「ゆめにっき - ゲーム紹介」より引用)

このゲームそのものの説明を私の言葉で行うには無理がありました。

なので、公式サイトの文章の一部をそのまま読み上げました。
良くも悪くも、この紹介文がゆめにっきというゲームを端的に纏めて説明していると感じたので、そのまま。

そもそも尺の短いRTAなので、長々話そうとすると解説が間に合いません。

一応のエンディング

エンディングというのは何かの終わり際を指す言葉だと思うのですが、このゲームにはストーリーも目的も無いようです。

だが、エンディングと呼ばれるシーンが存在する。RTAではそこを目指す。
その流れで「一応のエンディング」と言葉を添えました。

エンディングはネガティブな連想ができる内容をしているので、内容には触れないよう努めました。タイマーストップの説明もシンプルに「エンディングに入る時の最終入力」としました。

そもそもタイマーストップなので、完走に対する拍手が起きるんですよね。変に注意をしても意識してしまうし、なら冒頭のホラー系要素の注意にひっくるめてしまおうと。

バグです

複雑に入り組んだ世界を効率よく回る為に、巡回ルートの構築もそうですが、移動速度も大事ですよね。

本来であれば2倍の速度になる事を説明しつつ、8倍にしていきます。

通常プレイとかけ離れた速度になる為、「常識を教える→常識を引っくり返す」の定番スタイルで異常さを表現しました。

「2倍じゃないですよ」と繰り返すように言いましたが、おそらくRiJ3の『15m challenge』に影響を受けて出た言葉です。

出番の前日にやっていた『信 〜NOBU〜』を現地で見ていたのですが、そちらには約5倍速で動くバグがある為、「これチャット欄でネタ重ねて言われるやつじゃん」と思いました。言われました。

と、呼ばれる

このゲームに存在する要素の9割には正式名称が付いていません。ファンの間で通称を付けて成り立っています。恐ろしい。
ですが、解説の都合上その要素に触れる必要がある時があります。

途中で「調べると『ピロリ』と音がする生き物」と表現したのですが、ファンの間では『ピロリさん』とか『ピポパ人』とか呼ばれています。
知らない人に教えつつ、知ってる人は「あ~アレね」となるような、絶妙なワード選びを頑張ってどうにかしようとしました。

運ゲー運ゲー運ゲーが続くわけですが

運ゲーの連続が終わった瞬間にさっさと技術面の解説に入りました。このRTAは確かに運も大事ですが、求められる操作精度がめっちゃ高いです。なかなかスムーズに操作できません。

運要素は多いけれど、運だけでは無いことを伝えようと意識していました。

3フレームは長押し

だってそうなんだもん。1マス動くのに2フレームしかかかってないので。

1F押すと1マス進みます。
2F押すと1マス進みます。
3F押すと2マス進んでしまいます。

このRTAは「2フレーム以内のチョン押し」が上手な人、もしくは「2フレーム猶予の目押し/目離し」が上手な人が強いです。

本番前、「3フレームの長押し」というフレーズがウケるかどうか、会場ラウンジにいる知り合いに聞いて回ってました。ご協力感謝。

そこのお前!そんな難しいのか疑ってるお前!
こんなものを用意しました。ブラウザ上で「3フレームは長押し」を試せます。
EdgeとかChromeとか推奨。
(※PCのブラウザ+キーボード操作を強く推奨します。スマホなどのタッチ操作だと正しく動きません)

上手く話せなかった部分

途中から4倍になるんですが、8倍と4倍を言い間違えた箇所があって反省。

あとは疲れ関連(30秒経過で動けなくなる)の説明が少し複雑な割に該当箇所が一瞬だったので、もう少しスマートに伝える方法なかったかなあ~と。

それにつられた形でベッド内階段の乱数とか仕様とかも話せず。
(5か所あるベッドのどれかが繋がる。倉庫にあるエフェクトを持っていない場合は蝋燭の世界のベッドが強制で有効だが、それはそれとして抽選はされる。1/5。自室のベッドが使えると速い。)

そういえば倉庫の部分でチャットのAutoBanが多発したらしい。スルーするように心がけました。

ほんとうはこういうゲームなんですよ

おっそ(本来の速い速度)。

RTAだと、このゲームの魅力である「あてもなく歩き回ったり、不思議な景色を眺めたり、エフェクトを使ってみて反応が無いか試してみたりする」が全然伝わらないので、ちょっとずつ本来の特徴を喋るようにしていました。

状況に応じたため話さなかった部分

鳥人間関連。
関わってしまうと大幅ロスになるわけですが、画面に映るのが一瞬過ぎるので、そのロスが起こってしまった場合だけ話してしまえば良いか、となりました。

振り返ってみて

ゲーム自体の知名度や、コアなファンの「深さ」に対して、変な解説をしてしまわないかと、当日は緊張が凄かったです。

コアなファンから比べたら私は浅瀬も浅瀬かとは思いますが、解説の内容を評価してくださった方がいて嬉しかったです。

楽しめました。ありがとうございました。

余談

*「解説頑張ってください」
私「ちょっと寝てきます」
*「寝ちゃ駄目ですよ」
私「アッハイ」

*「お疲れ様でした」
私「ちょっと寝てきました」
*「睡眠禁止ですよ」
私「アッハイ」

会場は睡眠禁止です。